G’s発スタートアップの「アラームボックス」が創業9年で弥生グループにグループイン!
そんなビッグニュースを受け、今回は与信管理スタートアップ「アラームボックス」創業者・武田さんにお話を伺いました。
AI×与信管理の先駆的な挑戦や、エンジニア採用の裏話、G’sで得た経験がどう事業に生きたのかを語っていただきました。
武田 浩和さん
アラームボックス株式会社 代表取締役 CEO
2016年6月、G’s(旧G’s ACADEMY)卒業、GGA優勝を経て、アラームボックス株式会社を設立。「すべての企業取引に安心を」をミッションに掲げ、AIを活用した企業(取引先)の与信管理や企業調査を行うサービスを展開中。
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創業から9年。アラームボックスの変わらぬ強み
ありがとうございます。
アラームボックスはAIを活用した与信管理とか企業調査というサービスをやっています。
今創業して9年ですね。
そうですね。創業時から変わってないですね。
弥生には、会計・給与・商取引のプロダクトがあるのですが、それらと連携したFintechのサービスを弥生のユーザーに提供していこうとする中で、その中核になるのが審査や与信になります。そこに、アラームボックスが得意とする企業向けの与信や審査、保証によるリスク管理のノウハウを組み込みたい、というのが一番大きな狙いだと思います。
アラームボックスは創業当時からインターネットの情報収集に力を入れてきました。いわゆるクローラーやスクレイピングを使ってさまざまなサイトから情報を集めることが一つです。
近年では自分たちで裁判所の情報や、企業の行政処分の情報、また保証サービスの中で取引の遅延情報なども収集しており、それらを組み合わせて審査をしています。
そうですね。当時は自然言語処理や機械学習を使って解析するのがちょうど出始めの頃でした。大量にデータを取ってくるので、その処理にAIを活用していましたね。
そうですね。情報を高速で集めて審査するところは、AIだけでなくエンジニアリングにだいぶ力を入れてきたので、期待されている部分だと思います。
エンジニア採用、エンジニアリングの経験。G’sを卒業して得たものとは
はい。
一人は比較的卒業期が近い後輩で、G’sのイベントで紹介してもらってインターンから入り、他社を経て戻ってきてくれました。もう一人は「G’s CROSS POINT」というイベントに出たときに応募してもらい、スカウトして採用しました。
今はAIを使って大活躍しています。競馬の予想は当たらないんですけど(笑)、企業の倒産確率はしっかり分析できるので大丈夫です。
ぜひお聞きしたかったんですが、武田さんはビジネス畑の出身ですよね。コードを書くという経験が今のビジネスに役立っている部分はありますか?
大きく2つあります。まず一つはエンジニア採用にすごくつながったことです。自分でコードを書いてプロトタイプを作ったというと、エンジニアの方も「おっ」となって話が盛り上がったり、課題感を共有できたりする。もう一つはマネジメントの場面ですね。エンジニアが何をやりたい・やりたくないかを理解して話ができるし、プロダクトオーナーとしてエンジニアに依頼したりフィードバックをもらう際に、その難しさや工数感を想像できる。人の採用とプロダクト作りの両方で役立ちました。
そうですね。それをやっているかいないかで全然違います。エンジニアがどういうところでつまずくのか、どういう指示は大変か、その割に工数がかかるのか、といったことが想像できるようになり、前提を理解した上で相談してもらえるので、とても役立ちました。
一番はGGAへの道のりですね。運良くGGAで優勝させてもらい、その大変さと達成感は強く覚えています。しかもGGAで出会った方のおかげで最初の資金調達もうまくいったので、本当に感謝しています。
ミッションは「すべての企業取引に安心を」です。毎月数十万社の審査や数千億円規模の保証をしていますが、まだ「すべて」とは言えません。今回の弥生グループ入りによって数百万社規模の顧客基盤に提供できるようになります。弥生さんは定量データの分析が得意で、私たちは口コミや風評といった定性情報の分析が得意です。その両方を組み合わせてより精度の高い与信アルゴリズムを作り、最終的にはあらゆる企業が安心して取引できるプロダクトを作りたいです。
結果的に私もG’sに入って経営者になりましたが、経営で重要なのは「ヒト・モノ・カネ」という経営資源をどう集めるかです。G’sにはその3つが揃っていると思います。モノづくりを学べて、仲間も見つかり、GGAを通じて資金調達も実現できました。本当に良い環境が整っています。ぜひ頑張ってください。卒業生の私たちも応援していますので、何かあれば声をかけてください。
ありがとうございました。
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